丸洗いキーボード

キーボードはいろいろと使ってきた。
接続がps/2からUSBになったり、切替器の変更など、時代の流れにのって変わってきた。

そんななかで、人生で最も長く、そして今でも評価が高いのがIBMブランドのキーボード。
いわゆるカチャカチャ打鍵音は割と大きかったものの、キーボード自体の重量がかなりあり(計ってないが、多分1~2キロ)ずれにくく、キーピッチや配列も標準的で可能であればずっと使い続けたいものであった。
切替器の変遷の中で、ps/2接続は継続できなくなりやむなく引退。
ただそんな名機であっても、キーボード全体に言える難点、それはクリーニングの面倒くささ。

そこで最近まで使っていたのがこれ。
BSKBU12BK
丸洗いできるキーボードなので、清潔。
特にいろんな作業をするデスク上で場所を共有しながら使う物だから、余計に汚れやすい。
キーはやや柔らかめだったし、軽いのではあるものの、すぐになれるので問題なし。

そしていよいよ初めての丸洗いを先日実行。
弱い流水でざぁっと流して半日乾燥。
指が触れる部分のキーはシボが擦れて無くなりテカってしまっているが、それ以外はしっかり黒色が戻り清潔に。
さぁてと、Windowsのログインパスを入れて本格的にやってみようと…。

ん?
動かん。
123列、qwerty列、Fキー列、それにテンキーの4列と7列がまったく反応無し。
しばらくして様子を見ても、やっぱり反応無し。
唯一5と6だけが動くようになったが、使い物にならん…。

直せるような気がしないが一応分解。
半日乾燥させたが、内部はプラスチック製シートが筐体と接している場所にまだじっとりと水分が付着。
筐体の下部のくぼみ多数にも水がたまっていた。
乾燥は念入りに、できたらパッキンケースに除湿剤を入れてしばらく置いておく位しないとなかなか水が逃げないのではないだろうか?
だが、拭き取っても、動作不良は戻らない。
水洗いの前と後で使えなくなったので、その要因ははっきり関係していると思うのだが、キーボードのシートと基板の接続(水密された箇所)はしっかりと防水が保たれていたし。
分解したときに、ゴロッと落ちてきたハンダの大きな塊が出てきたので、もしかしたらそれが悪さをした可能性はある。

とにかく、これで一年持たずに廃棄である。
水洗い一回目で終了なので、これなら気に入ったものを買い換えるという選択肢も視野に入る、ムゥ。

こんなことになったのであるが、再び水洗いキーボードを試す。
ゲームはしないが、私のお気に入りのロジクール製品。

Washable Keyboard k310

値段はバッファロー製とあまり変わらず。
キーの構造上、異物侵入の可能性はないと言って良い。
打鍵感も悪くなく、IBMに似たようなしっかり感。(バッファローは柔らかめ)
掃除用の刷毛が本体裏に装着され、USB防水キャップがコードに取り付けられ、合理性はすばらしい。
何より素晴らしいのは、バッファローが半年の保証期間に対して、3年間も無償保証がある点。
これは信頼感が別格である。

若干エンターキー横のデリートキーの配置が近すぎる点はあるが、おおむね満足である。
次回の掃除が楽しみである。

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