ストレージを新たに購入したのだが、良く確認もせず買ったものだから、外部ストレージとして使えなかった。
仕方ないのでメインPCの内蔵ストレージへと急遽変更。
どうせPCを分解するのならと、今まで適当にしていた部分をがっちりと適正にしてあげることに。
もう何年も前に壮絶な電気的クラッシュで急いでごっそり入れ替えた勢いそのままで、世代交代くらいかと思うほどの間が空いたこのタイミングでようやくちゃんとした組立て、である。
まずは急ごしらえで対処したケース取付形ファン。
3Dプリンタで12vファン用フレームを作り、ネオジムで筐体のどこでも固定できるもので、夏はストレージ、冬は取外しと、便利であるが蓋が閉められないので埃が入りまくりだったのである。
筐体フロント隠しベイにつけられる場所があるのでファンには正式にそちらに入居いただいた。
3.5HDDの固定穴と筐体の穴がずれていて、ドリルで穴でも空けるかと考えていたのだが、実際はファン固定部分に内部USBケーブルが挟まって干渉していて、しっかり奥まで入っていなかったというオチだった。
ファンを付けるためにHDDを外して初めてわかったのである。
そう、ずぼらである。
HDDを固定できて、これで2点解消した。
SATAの6番目がM.2と排他利用なのを忘れていて、新設したHDDと入れ替えたDVDドライブが延々と誤動作。
BIOS起動までがとんでもなく、またウインドウズの起動自体も時間が大変かかる、動いてもDVDが点灯したまま反応無し、など症状多々。
一時は外付けUSBの形にして動作させるといういびつさを極めたが、結局は64GBのSSDを外して引退させることにしてSATA5番目まで綺麗に収納完了。
このSSD、おそらく最初期のものなので10年くらいかと思うが、いまだ故障無く使えた。
テンプドライブとして使っていたのでI/Oは頻繁で過酷だったが、案外SSDは持つようだ。
これで内蔵ストレージはボードで拡張しない限りは増やせないことを認識出来た。
以上で本件主題の3点目を解消。
ごく希にHDDが動かない事象があって、ATX電源にSATAケーブルが少なく、パラレルに延長して増設するアダプターをさらにたこ足で使っていた。
おそらくはここの接続だろうと見当を付けていたのだが、案の定コネクターを触ると幾度とスピンアップを繰り返す。
古い電源からSATAを切り取って、ほとんど接続していないパラレルにハンダ付け。
これで動作不良もなくなり、4点目解消。
この整備で蓋を閉められるようにするので、配線を徹底的に綺麗に結び、エアフローをよくする。
百均の再結束できるバンドで各部固定。
これで整備性もよくなるので精神的にも良い、5点目解消。
内部USB3の相性なのか、昔からのUSB2&3フロントベイは正常動作するのだが、USB3が増えたので最近買ったフロントベイ4ポートはなぜだか認識してくれない。
取り付けたが使えないならはずそうと考えていたのだが、よくみるとフロント用の接続がもう一つマザーにある。
横向きに付いていたから全く気付かなかった。
ここにつけて試してみたらなんとこちらではちゃんと認識してくれて、動作も安定している。
どゆこと?
ともかく、これで6点目解消。
あとは蓋を閉めて完了、である。
が、ここまで気持ちよく整備できたのである、グラボも掃除してあげることにした。
これまでの経験上こういうのは「蛇足」の部類であり、「余計なお世話」的なオチになるのだが、結論からすれば綺麗さっぱりとなり、大満足である。
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本当はGTX1060を更新することも考えたが、最近は専ら高額で、なかなか容易に手が出ない。
ゲームをするわけで無し、もともと4画面出力できるようにとこれを購入したのだし、まだしばらくはこのまま頑張ってもらうことにしよう。
なお、グリスもついでに塗り替えたが数値上変化はなし。
これで心置きなく蓋を閉められるわけで、10年近くたってようやくPC本来のケース外観となった。
なお、フロントベイの空気取り入れ口にフィルターを付けておいたので、これで埃の心配はしなくても良いだろう。
文で書くとこんな感じであるが、実際の作業量はかなりのもんである。
壊れるんじゃないぞ。(振りではない)