mainPCにはryzen 3700Xを載せていて、その冷却にMercury120 RGBを使用していた時期がある。
3700に対してそもそも120では排熱が足りないとかどこかで見た記憶があったものの、特売品で安かったので試しでストックしていた品、だったように思う。
5000円くらいだったような。
が結局水冷とは思えない温度に怯え、交換したのである。(その記事)
何度も100℃近くまで(100の大台には入らなかった)いった簡易水冷だが、虎徹にしてからというもの、90℃を超えることがそもそも無くなった。
サイドフローというのか、このスタイルの空冷CPUクーラーの排熱が良いのは過去クーラーマスターのもので体感済み。
実際満足している。
翻って、その簡易水冷。
空冷に満足してしまい使い道がなくなっていたところに、突然別の用途が舞い込んだ。
そこでラジエターのみを利用することにした。
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付け根のパイプというかホースをカッターで裂いて取外し。
漏れ出る水を受ける。
空気も送って完全排出。
ちょっと漏れたが、おおよそ150g前後(ccではないが多分同じくらいか)の青い冷却水。
写真を撮り忘れているようだが、このラジエター側の径は、最小9(だったか8.5)~最大10ミリ。(ノギスでちゃんと計ったのに、写真忘れるとは。おかげでちょっとあやふや)
なお、ホムセンで売っていたPVCの内径8ミリパイプがホースクランプ無しでぴったりなので、まぁだいたいあっているものと思われる。
なお、流用先では水圧かからず、そもそも40℃程度の水温であり、PVCを使っている。
CPU冷却としては別に耐熱ホースが必須だろう。
分解ついでに、ポンプの水量を見てみようとバケツで試験。
USBコネクタだったので5V充電器と接続したが動かず。
手近にあった1Aだと電流不足だった、のかもしれないが検証してない。
そもそもSATAコネクタと接続することを考えると12V駆動なのかもしれない。
ATX電源から供給。
なお、ピンアサインは調べていない。(今回はすべてにおいて適当)
駆動開始。
水が流れない。
脱気を何度も繰り返すも反応無しで、本体丸ごと沈めてしまおうかと思ってしまうものの気を落ち着ける。
吐出、脈動、なんら水の流れが起きない。
確かにモーターの作動音は聞こえるのだが。
壊れていたのだろうか、もしかして。
現役中から。
CPUに付けるヘッド側がとんでもなく高温で、それに比べるとラジエター部分は熱くなく、これは水冷の構造上そのようになるのが当たり前と思っていたが、構造的には正しくても、やはり100℃近くになるというのは…。
もしかしたら内部に問題でも?とインペラーまでアクセスしたが、外観上悪そうには見えない。
ただ、無負荷状態で割とゆっくりな気がしたが、気のせいか?
それにたまに止まって、10秒後に再起動を繰り返していたが、これが正常動作?
モーターの動きを見ると初期不良だった可能性も排除出来ない。
もう分解してしまったので保証も効かない。
まぁもし再び水冷にするとしても、このクーラーのホースは硬すぎる。
みなさんケースにうまく取り付けられているのか?
取り回しが難しいので、3Dプリンタでマウントを作ってケース外にラジエターを置いていた。
どうせなら、ホースを長いものに交換して、夏は廊下に排熱、冬は部屋の暖房に、と運用したい。
虎徹に満足しているのでたぶんやらないけど。
写真を撮り忘れているのでこちらを参考に。
こちらのようにフィンが詰まることなく、とても綺麗な状態だった。(ゆえに残念である)
インペラーはこちらがそっくり。