モニター不良

BENQのモニターBL2400PTが突如調子悪くなった。
バックライトのLEDがぽつぽつと消えていくのである。

最初は下側中央の左が突然に消灯。
翌日には下側右端も消灯。
スリープ復帰後、しばらくは点いているのだからLEDの不良とは思えない。

物は試しと、ディスプレイの電源を入れ直すと全てのLEDが点灯する。

そして日を経つにつれ、消灯までの時間が早くなって、ついにはほとんどのLEDが消灯するようになった。

調べてみたらすでに13年前発売の製品らしく、もう充分な働きっぷりでもあるが、完全な補助使用モニターなので無ければ無くても良いかと思えなくもないもののやっぱり無いと不便だし、その他のメインモニター群はまだまだいけそうな雰囲気ということもあり、至る選択肢は一つ、分解をしてみることにした。

分解 BL2420PT

他も調べてみたが、どうやらBENQというのはネジでは無く爪で筐体を嵌合させるらしく、分解するのがなかなかに厄介。
隙間に差し込むのに、iPhoneの分解に使う薄い金属板のピックがちょうど良かった。

分解し、基板を眺めるが外観上おかしな点は見られない。
電源基板、入出力部の基板、LED制御(?)の基板3つからなり、どれも正常のように見える。

良くあるパターンでは電解コンデンサが筆頭になると思うが、割れどころかふくれすらない。
基板上では容量が表記通りかわからないので、試しで電源基板以外の二つから適当に抜いて容量を検査。
長く使っているが、容量の誤差は僅かしか無かった。
そして筐体をそっ閉じすることになるのである。

分解に費やした労力の割に得るものが無く、徒労感ばかりだったものの、その実起動させてみたらLEDが消えることは無くなった。
原因不明である。
廃棄を見越して掃除すらしていない(掃除すれば良かった、後悔)のだから、何が良かったんだか悪かったんだか。

そして思う。

LED制御ってそもそもICで独立制御してるん?
その必要性を考えれば、LEDにばらつきがあるからだろうし、であればもしかして出荷時に調整しているのだろうか、と。
答えは出ないけど。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA