ホントにいろんなものが同時に壊れる。
人間のバイオリズムに合わせて機械も変化するのだろうか。
んなこたぁないわな。
で、修理である。
パナソニックのJコンセプト MC-JP510G。
以前も修理したのだが、その時はコードリール付け根部分の断線だった。
20cmくらいか、短くなって部屋の隅までちょっと届かない事案もあったが、概ね快調だった。
そして今回である。
故障の症状であるが、普通に動いたり、一切動かなかったりで、ならばと電源コードをいじったところで変化は無かったのでケーブル断線ではないだろうし、動くときは動くしその逆も然りで、そんな中動かなくなる率が急速に高まっていったので、内部的な断線ではないかと推測。
結果から言えば、その推測が最も故障診断に不要な思い込みだったわけだが、一度内部点検もしてみるかと分解を決意したわけである。
それなりに古くなってきたことを考慮に入れたということ。
加えて最近の修理に成功続きだったということもある。
まずはホースの螺旋での断線と、操作系ボタンの接触か、と当て推量。
螺旋の配線の内の一本が切れそうではあったものの、それが原因の動作不良は見当たらず。
ハンダかカシメか忘れたが補修して終了。
蛇腹の根元近くでホースが擦れて穴が空いていたのを分解時に発見、これもテープを巻いて補修終了。
ヘッドがモーター駆動の場合、昔のサンヨーの掃除機もそうだったが、やはり端子が溶けかかっていた。
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これはホース買い換えが正しい選択と思うが、ホースが補修部品として未だ出ていればラッキーなくらいでこのまま様子見する。
壊れたら買い換えが良いだろう。
ホースの旋回での端子摺動面には結構な埃がたまっていて、掃除してグリスアップで終了。
さて、悪いところが見当たらないぞ、とこの時点でようやくテスターを持ち出したのが悪かった。
もっと早くにテスターを当てていれば原因はすぐにわかったのだから。
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うちのドライヤーで必ず断線する、例の同じ箇所である。
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白線の方が明らかな断線なのだが、黒線も被覆が切れていて、おそらくこれもそう長くは無い事案だろう。
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気付かなかった、この膨らみ。
光にかざしてほのかに影が見えるか見えないか程度。
わからんぞ、これだと。
嫌なこの現象、ドライヤーもそうだが、出力高い機器の電源ケーブルは交換が容易であると嬉しい。
今回はつぎ直し、屈曲に強いように3重重ねで修理完了。
だがしかし、またしばらくしたら切れるのが鉄板なのである。