樹脂の寿命

東芝洗濯機ザブーン(ZABOON)TW-Z96X1L、TW-Z96X1Rから水漏れ。

気がついたら結構な量が洗濯機床面に水たまりを作っていた。

洗濯機からの水漏れは今までの経験で初かも知れない。
ただ、壊れるには早くないか?
かたや20年近く使っているサンヨーの全自動洗濯機は不調もなく現役なのだが?
これは一度洗濯槽を外してピッカピカにしたくらいのもので、以降はあのわかめ様の汚れも全く出てきていない。(これについては、洗浄後から粉体洗剤しか使っていないので、それも意味があるのかも知れない)

とにかく分解である。
分解しないことには始まらない。

電源外して、水栓止めて、背面から外していった。
背面の金属パネルに使われているネジの多いこと。
リブも設けられる点、外した後の筐体がグラグラな点、つまりはここで剛性を確保しているようで、ネジの本数が多い。
結果から言えば、給水栓(止水栓じゃないのね)から漏れていたので、上を外せば事足りたのである。

洗濯機下側の濡れた場所をたどっていくと、どんどん上まで行って、最上部の給水栓に突き当たった。
給水栓の側面からミネラルの結晶、水みちが見て取れる。

上から下へ滴っているのがわかる。

わかりにくいが、ぴゅるぴゅると極細噴水が二本見える。

実はわりと最近の話であるが、パナソニックの便器アラウーノからも水漏れがあった。

これは確かシャワーへつながる止水弁(給水弁?)だったはず。
洗濯機はまだ8年前後なのだが、この便器はすでに15年くらいだったか、最初期型だった気がする。
なので部品が手に入らないだろうと諦めた経緯がある。
ちなみに、すぐ暖まる便座が売りだったが、その実冷たくて、臀部の熱を一度奪われてそれから強力に加熱されるという点以外は、高機能で良かった。(とはいえそれが最大に嫌な点であった。現行は解消されたのだろうか)

年季も使用頻度もアラウーノの方が上だと思うのだが…。
しかもアラウーノは極めて少ない量の噴出で長い年月を掛けフレームが腐食するほどであるのに対して、一方の洗濯機は一晩で水浸しである。
ちょいと弱すぎるような気がするが、まぁ樹脂で成形された弁機構は部品の最低保有期間程度を過ぎると壊れてしまうのだろう、きっとそう。
サンヨーの洗濯機なんて確実に部品が無いと思うが、なんとまぁ大変丈夫である。

で、部品コード420-42-700なる補修部品を購入したのだが、結局まだ変えていない。
形状は見た感じ全く同じようなので、使えそうではあるが、実は洗濯機が使えないのは困ると思い旧部品を修理していたのである。

アラウーノの部品は肉薄っぽかったし、そもそも古いことも加味してチャレンジしなかったが、これは平面なのでできそうだと踏んだ。
給水弁の使われていない後ろのリブの部分を薄く切り取って超音波カッターで少しずつ患部に溶着し、半割れ大豆くらい盛ってやった。
調整できるハンダごての方が温度管理が容易だが、樹脂を溶かしてこて先のメッキ不良はホント困るので使わず、しかしもしホットカッターのように汎用的に使えるアタッチメントがあるならありな気がする。

このような経緯から、これがいつまで使えるのかが気になってしまうのは致し方ないところである。

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