WD10EADS 基盤交換

WDのHDDは苦難の連続のようだ。
以前WHSに使っていて容量の約半分が不良セクタとなりI/Oが異常な低速となったWD20EADS。
今度はWD10EADSが動かなくなった。
電源を入れてもスピン等の反応なし。
基盤を触ってみると熱くなっているので通電は確かにしているようだ。

WHSでバックアップをとっていないHDDだったので、データ復元不能。
でもそこにしか保存していないデータばかりなので、まぁ無くても困らないデータであるとはいえ、アクセスできないのはとても残念。
そこでサルベージしてみることにした。
スピンしていないのだから基盤だろうとおおざっぱに原因を特定。
で、誰かやっていないか検索。
すると下記を発見。
WesternDigital製HDD(WD10EADS)の基板交換

ちょうど同じHDDである。
さらにはもう一台WD10EADSが稼働中であり、基盤交換が試せそうだ。
ただし、製造日が異なり、17jan2009 と 30jul2009。
これだけ日付が違うと基盤が異なる。
チップそれぞれの刻印が少しずつ異なっている。
チップの大きさや部品の配置などぱっと見同じ様子であるが…。
2061-701590-J00AA XC7K06 39HW R 0006290 9296
上記HPに記載のHDDと同じながら、基盤の番号が少し違う。
基盤のシルクも 1 4408 と異なっている。

動くといいなと思いながら基盤交換。
遙か昔にダイソーで購入したトルクスネジドライバT-8が活躍。
早速電源を投入してみる。
うれしいことにあっさりとスピンアップしている。
ただ初期動作音(シーク音というのか、ヘッドの退避音というのかわからない)がいつもと異なり少々長いし、回数も多いし、何度も何度も繰り返している。
おかしかったが念のためPCにつないでみたが当然だめ。
HDDを接続したPCそのものがBIOSからして立ち上がらない。
あーぁ。 😡

今のところWDとうまくいっていない。
連続して壊れてしまっている。
WDだけ。(と思っていたらHGSTも2006年の160Gのものが逝っていた)
現在RMAで発送中。
保証期間の関係上、これが最後のRMAとなりそうである。

最近はソフトの扱うデータ量に対して、保存可能容量が格段に大きくなってきている。
HDDの外面は変化がないのに内部では垂直磁気などという高密度記録方式により、プラッタ容量に随分と変化がある。
容量がでかいということは万が一のときに失うデータ量も大きいということ。
バックアップがとても大事なのは昔から変わらずなのだが、数年前までのHDDへの信頼性が今はかなり揺らいできている。(私見)
HDDが壊れる事態などかなり使い込んだものにしか現れなかったのに…。
いかに故障を少なくするか、これが肝のような気がする。

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