体温計の電池交換

テルモのC202という体温計の液晶表示が薄くなって見づらい。
本体裏には「℃表示が薄くなったら電池寿命」的なことがかかれており、これは電池が消耗してきた証拠だろうと思い電池の交換をしてみようと思った。

が薬局でも受け付けてもらえない。
どうも電池交換ができない型らしい。
テルモHPで確認すると確かにそう書いてある。

説明書きによると、薬品消毒や水ぶきできるように、また電池を子供が誤って飲まないようにという配慮らしい。
前者はまぁ納得できないことはないが、後者はいまいち合点いかない。
例えば電池交換できるタイプであればねじ止め式であり、ねじを解ける時点で誤って飲み込む年齢ではないのではなかろうか。
そう考えると今売られているねじ止め式電池交換できる体温計はなんなのだ?

ともかく電池が消耗しただけなら交換すればよいはず。
電池型番もCR1025と説明書きに記されていたし、取り外しできるはず。
本体後部(検温部と反対側)は明らかに接合部分であろう。
そこではずしてみると、手で容易に白いカバーがはずれた。
これなら行けると思いきや、それから先は熱溶着か接着剤を使っているようでびくともしない。
そこで丁寧に緑色の部分をこじってみたら少しずつ壊れながら取れていった。
残りの樹脂をこそぎ落としてその奥を覗くと電池が見えた。
取り出す。
C202体温計の電池
別の角度から。
C202の電池カバー部分
そして電池交換へ。
しかしこのCR1025というボタン電池は一般には流通していない模様。

取り寄せは可能なので頼んで購入した。
3~4日で入荷した(うろおぼえ)。
CR1025ボタン電池パッケージ
その裏面。
CR1025パッケージ裏面
役者はそろった。
いよいよ電池交換だ。
電池に接触するための爪がでているので、固めの透明フィルムをあらかじめ差して置いて電池をそれに添わせて挿入。
入った後でフィルムを抜けば完成。
元に戻るという、うれしい一瞬…。
のはずが、液晶の薄さは全く変わらず。
ピピッという音が気持ち大きく聞こえる用になった気がする。
ただそれだけ。
はなから液晶の薄さは電池消耗のサインなどでなく、別の原因があるようだった。
まぁ、後数年はこれでしばらく使えるだろう。

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