ocによるvmw5での効率

mp4コンテナのH.264にエンコードするため、TMPGenc VMW5を使っている。
これ、自分だけが使っているのなら気にもならないが、友人のi7 3770Kなマシンの変換スピードを目の当たりにするとどうにもうらやましい。
同じ変換設定で同じファイルでもphenom 960T(6コア化)だと動画の実時間が1時間のものが1時間10分強の時間がかかるが、3770Kだと等速以下でいける。
そして、バッチエンコードでの処理数に至っては、960Tでは2ファイル同時くらいで頭打ちだが、3770Kだと3ファイル同時変換まで効率上昇が見込める。

以前、オーバークロックで処理スピードをあげて時間短縮を目指したが、電力効率がどんどん悪くなるので断念した。
発熱や消費電力を含めた効率で言えば、メーカーの想定した倍率近辺がよさそうな雰囲気であった。
結局、深夜電力を利用して毎夜変換するのが一番電力料金対効率が良いので、面倒ではあるがちょこちょこと夜間に行っている。
一方、OCを併用するとするならば、深夜電力時間帯になったらK10statで倍率アップという方法もありかと…。
以前と違って、ワットモニターがあるので正確な数字も期待できるし。

まず、どれだけスピードアップするのかチャレンジ。
CPU負荷を100%張り付きにしたかったので、2スレッド同時処理でテスト。
適当なサンプル動画二つ。
23分と16分。
クロック205MHzでノーマル倍率の3GHzの場合、30分と28分。
同じクロックで3.7GHzの場合、26分と25分。

もちろん等速にはほど遠いが、エンコード時間では1割、実時間に比しては2割近く短縮となった。
電力は190Wから260Wへ上昇。
温度はHWMonitorを使用してチェック、エンコード中は38度から53度へ上昇。
CPUクーラーはサイズのカブト(1000の方)。
ちなみに3.7GHzの時の電圧は1.35V。
ヒートパイプが直に接していないためかカブト自体が放熱効率に優れているわけではないようなので何とも言えないが、消費電力上昇分に相当な熱に逃げるエネルギーがあるようだ。

「AMD FX」の謎を探る基礎検証レポート。FXはなぜ「ゲーマー向けでない」のか
上記の〆で米田氏が述べているように、エンコード向けにCPUを設定してくれるとうれしい。

ちなみに、以前OCを試したときは問題なかったが、今回はやけにK10statでBSODが多発。
当初搭載メモリーの規格が変わったためと考えていたが、どうやらBIOSでturbo coreをdisableにすることで回避できた模様。
競合していたのだろうか?現在は安定動作。
ただし、費用対効果で考えると、急ぎの場合を除けばやはりOCでのメリットは少なく、ちょこちょこ深夜にやった方がいいだろうな。 😥

最後に、1.4V台まで電圧を上げてやれば3.9GHzまで行けた(prime95)ものの、消費電力は300Wオーバーとなったので、もはやこれ以上は無意味として終了したことを付記しておく。

<2013.4.19追記>

電力消費が無駄だと悟り(2度目 🙁 )、結局3.2GHzでけりをつけた。
もう他人のPCをうらやむことはするまい、たぶん…。

で、3.2Gのときの電圧をHWMonitor読みで1.26V → 1.18Vとしている。
これで215W → 209Wとなり、LED電球一個分の消費電力低減となった。
むぅう…。

メモリースロットの使用本数が増えたのと、バスパワーHDDをtemp用として増設、さらにPCシャットダウン時のバスパワー供給停止のためのPCIスロットへのUSBコネクタの増設と、結局以前とスペック的にも時間的にも変わらないのにも関わらず、20W強も無駄に電力消費が増えてしまった。 😥

さて、一方のタスクスケジューラによる深夜帯の利用。
batchencodetool
まず、タスクスケジューラで起動と同時(1分遅延)にvmw5batchを起動。
エンコード対象ファイルを編集してバッチに登録。
その後スリープにしておき、batchtask.exe startで指定時間のスリープ解除の後に実行。
こんな感じで現在稼働中。

<2013.04.25追記>

USB増設カードとバスパワーHDDを撤去。
アイドル時点で消費電力を計測して、差分を見る。
ポータブルHDDは2.5inchHDDのためか、1W以下。
USB増設カードをスロットから撤去して、アイドル時点で…(同上)…。
1~1.5Wの低減。

どうやらこの両者が消費電力増大に大きく関係しているわけではないようだ。
となるとメモリースロットだが、もしかしたら現状のK10STATによる3.2GHzと以前のasrock turbo UCCによる自動OCによる3.2GHzとの違いが大きいのかも知れない。

エンコード時の消費電力が200W強で、深夜電力換算で費用計算すると、1.5時間の映画のエンコードに約3円かかることになる。
実際、ワットモニターで深夜帯だけのエンコを計測し、一本当たりを換算するとほぼ同じ。
この数字を見ると、やはりエンコード向けの新CPUを調達するのが無駄に思える。
従量制料金ならivyの低消費なceleron CPUを使うという選択肢もあり得そうだ。 😉

<2013.05.10追記>

ちょうどハードウェア変更とwindows updateの時期が一緒のため断定できていないのだが、KB2823324のアンインストール以降ではBSODが一度も発生せず安定。
無題
低電圧設定に振ったk10statの設定(2,3度ほどBSODになっていた模様)は触っていないし、削除後では一切強制再起動になっていないので、たぶんこれが原因(断定できず…)。

<2013.05.20追記>

前言撤回。
仮想ドライブで入れているDVDfab virtual driveを久しぶりに有効(ドライブ数0から変更)にすると、数時間後に再起動。
直接DVDfabに原因があるのかどうか不明であるが、有効にしたとたんに現象発現、ドライブ数を0にしてから(上述のupdateの数日前)BSODが発生していない事実からして、この辺りに原因があるのか。
バージョン1.3.8(不確か)を1.4.1に更新してからは未発生であるが、要経過観察。

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