ramdisk で photoshop

そもそもマルチcpuやマルチスレッドに対応しているわけではないので(cs5とか新しいものは対応している、とか?不確か)フィルター処理は気長に待つしかない。
ただ、昔からの症状で、ごくまれに突如ハングアップするという病気があり、これだけは何とかせねばと常々考えていた。
今までどれほど涙をのんできたことか。
しかも熱さを忘れるとすかさず煮え湯がのどにやってくる、というのが人の常。

そこでいろいろ調べてみたところ、ハングアップ対策とは全然関係ない記事を見つけたので試してみた。
興味がわいたのだから仕方ない…。

窓の杜 vsuite ramdisk
photoshopでは画像自体が大きい場合とか、処理履歴(ヒストリー)が多くなると仮想メモリーへのアクセスが頻繁になり、処理が重くなる。
標準的な環境では起動ディスクであるハードディスクが仮想メモリになっているはず。
読み書きの遅いハードディスクをramdiskに変更するという魂胆である。
「環境設定」で変更する。

そもそもウィンドウズ64ビットosであればメモリの4Gの壁は関係ないのだが、ドライバ関連が対応していないと話にならないので枯れた32ドライバを使い続けてきた。
この分だとまだまだずーっとxpから更新はできそうにない。
それどころか、ウィンドウズ2000と同じくサポート終了が恐ろしい気配。
ただ、メモリはありがたいことにたくさんあり、またマザーボードも4つメモリスロットあるので潤沢に使用できそうな環境である。
そこでvsuite ramdiskにて4Gの仮想ディスクを構築。
構築できるのは最大で4Gみたい。
難しい設定は特にないのですぐに使用可能。

ramにはキャッシュやテンポラリを移動しておくと良いらしいが、あくまでフォトショップのみ使用するようにしておくので変更無し。
読み書きがどれくらい高速なのかcrystal disk mark で計測してみた。

(混乱すると困るので注意書きするが、画像では3Gになっているが、メモリの容量を組み替えて4Gにしてある。)
確かに早い。
大昔、NECの88とか98をいじくっていたときにもVram(ミドリ電子?ICM?だったか?忘れた)とかramを作って動作させていた気がする。
こんなに高速ではなかったろうし、容量も512kとかその程度だろう(そんなにないか)し、競合がたくさんあったので順番入れ替えのためconfigファイルは相当数書き換えた記憶がある。
ハードディスクなんて10MBくらいでも十分だったし、何より高価だった。
隔世の感あり。

話を戻す。
数字上は高速であるが、使用感はどうだろうか。
早速使ってみた。
処理を続けていくとだんだん処理が遅くなって待ち時間だらけになるところが、とてもスムーズに動作する。
起動時と起動後の初期の読み込み以外は待ち時間なし。
すばらしい。
おもしろすぎる。
もし20Gくらい載せられるマザーがあって、そのすべてをramにできるのであれば、virtual pcも高速に動くに違いない。
懸念していたスリープで不具合があるかと思ったが、それも無し。
基本的にスリープが常なのでありがたい。
ただ、相変わらずハングアップする。
それも「ごくまれに」が「まれに」へと発生率アップ。
os上のメモリ(フォトショップに割り当てられたメモリ)を使用している上、4Gのramすらもすべて使っていることが悪さをしているのか?
にしても「環境設定」では念のためハードディスクも割り当てたままにしているのだから、要因としては遠いか。

ちなみにイラストレータでも処理の向上が見込めるのかは、まだ試してない。
イラストレータはハングアップした記憶がないし、そもそもフォトショップでよく処理するような大きなファイルも扱わない。

不具合の原因を探す旅はまだまだ続きそうだ。

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