marshal mal-3335sbku3を追加

どうにもLogitec LHR-EGU3Fの挙動がおかしくて…、まぁそれは今度。
メインの外付けHDDなのに使えないのはつらいので、marshal MAL-3335SBKU3を購入して付け替えた。
そこで差異など、レビューを。

そもそも2台入れられるケースが必要なのか?
それは特殊な状況から発した結果だった。
巨大なデータを移動するときに外付けHDDを2台がけでファイル転送するという対策により時短を達成していたのだが、これはやはりかさばる。
そこでRAID0、RAID1、JBOD、スタンダードの4モードに対応していて、一本のUSB3.0ケーブルさえ接続すれば2台(パーティションが複数ならそれ以上)を認識してくれればいいMAL-3335SBKU3をチョイス。
スタンダードモードを使えば自分のニーズにマッチする。

WHSのHDDを交換したばかりで1台浮いたHDDとEGU3FのHDDを装着。
帯域からすれば2台HDDをつないだところで転送速度がおいつかないことはないだろう。
実際に転送速度がどうなのか、crystaldiskmarkでチェックした。
ちなみに大きなファイル転送を主眼に置いているのでシーケンシャルのみをチェック。

まずは、マザー基板上から導いたフロントベイにつけたUSB3.02カ所にLHR-EGU3FとMAL-3335SBKU3を接続。
3台同時にテスト。
3HDDs
WD10EARS on LHR-EGU3Fはまぁこんなものか。

次はMAL-3335SBKU3だけでテスト。
2HDDs
ST2000DL003 on MAL-3335SBKUはデータ量もあるのでこんなものかもしれない。
同じくHD154UI on MAL-3335SBKUもデータ量は似たようなものだし。

次は3台を同時ではなく順次テスト。
dokuritu_HDD
やはりWD10EARSのポテンシャルは変わらないようだが、他2台は若干速い結果になった。
まぁ、これくらいならたいした低下ではない。

次は温度、というかクーリング性能。
ST2000DL003をLHR-EGU3Fで使っていたときは、アイドル中でも45℃くらいになる。
ちょうどファンが稼働するかしないかの辺り。
読み書き中は割とファンが回っている。
救いは静かなこと。

WD10EARSをLHR-EGU3Fで使った場合は、アイドルで30℃弱。
読み書き中でも40度に達するかどうか。
ST2000DL003は結構熱いのだな。

ST2000DL003をMAL-3335SBKU3に載せた場合はどうか。
これはアイドルで30℃弱。
読み書き中でも40度に達することはなかった。
なお、すべて室温は同じ状況。
割とファンの騒音は大きめ。
寝室には置けないくらい。
「自動で止まる冷却FANを搭載」と謳ってあるのでアイドルなら静かかも。

LHR-EGU3FはHDDのフレームから熱を金属で逃すという設計思想がない、逆説的に意図してそうしているようで、例えばエンジンオイルのように上限下限を設定している感じ。
一方のMAL-3335SBKUはHDDの固定フレームが金属なので放熱作用があり、その表面積に対してもクーリングを行うのでLHR-EGU3Fよりもはるかに涼しいわけだ。
HDDを室温まで徹底して冷やすのが良いことか悪いことはわからないのだが、冷却性能面ではMAL-3335SBKU3の方が優れている。
ファンが静かなら文句ないのだが…。 😐

なお、私の場合はMAL-3335SBKU3にマニュアルが入ってなかった…。 🙄
マニュアルダウンロード
あと、ジャンパ設定がいまいちわかりづらい、かな。

<2013.01.21追記>

消費電力がどれほどのものか、ワットモニターでチェックしてみた。
電源オフ時(スイッチオフ) :0W
起動時(2台収納):最大40W弱
スタンバイ時(USB未接続時) :3W
アイドル時 :13~14W
ファイル転送(一台のみ) :16W前後
ファイル転送(2台同時) :18.5W

ファイル転送時、HD154UIの方が0.5W程度大きかった。
データシートによると、5.8W(ST2000DL003)と6.3W(HD154UI)なので、その通りのようだ。
ちなみに、同じく、アイドル時4.5W(ST2000DL003)と5.1W(HD154UI)。

<2013.01.25追記>

ST2000DL003をMAL-3335SBKU3に載せ替えた時にデータを移して空っぽにしたときの、1台のみcrystaldiskmarkをかけた結果。
sg_3335
やはり外周部分のためか、上記よりも随分早い。

<2013.03.11追記>

数GBの異なるファイルの転送を2台同時にそれぞれ異なるストレージに実行すると、だいたいどちらかの転送が80MB/s程度で、もう一方が20MB/s程度となり、合計で100MB/s程度の読み出ししかできない様子。
私の使い方だと結局トータルで見ると、2台の別のハードディスクケースを使うより明らかに遅いが、1台のHDDよりは多少速い程度の結果。
むう、どうしたものか…。

気になったので内部を観察。
fujitu MB86E501Aというチップがコントロールしているようだ。
ま、だからといって何か解決の糸口が見えたわけではないのだが…。 😕

<2013.03.15追記>

あほなことにジャンパーピンの設定が間違っていた…。
ジャンパーピンに関するお知らせ
見事に90度方向を間違えていた様子。
説明書だとファンの取り付け方向を基準に説明がなされているが、ジャンパから見るとあやふやな方向であり、これで間違いが発生したようだ。
壊れなくて良かった…。 😐

で、すぐさま試しに2台同時にそれぞれ別のストレージに転送してみた。
合計で140MB/s出ている…。
昨日大量のファイルコピーをしたときは、気まぐれに140MB/s出ることがあったが、ジャンパ間違いに気づいて訂正した今日はコンスタントに出ている。

<2013.3.16追記>

前日速度計測したときは4GB程度のもの二つを使ったが、改めて100個近いGBクラスのデータの同時転送を試したら、以前と変わらなかった…。 🙁
そんなわけで、140MB/sは気まぐれな様子。
そこでRAID0にしてみた。
かつてRAID0でデータを無くしたことがあったので本当は嫌なのだが仕方なし。 😐

samsung HD154UIを2機がけ。
mal3335hd154uiraid0
crystaldiskmarkで結構威勢の良い数字を出す。
データ移動先もRAID0なのでこれでかなりの時間短縮ができるはずである。
そう、願う…。

<2013.4.15追記>

USB3.0のRAID0→USB3.0のRAID0へUSBハブ経由でデータコピー、Max200MB/s程度の速度を確認。
大変快調。
ちなみにワットモニターで電力チェック。
HD154UI2台だと、起動時に40W弱。
アイドリング中は17W。
たいした違いはないな。

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