録画PC用に導入したatomなintel D525MW。
一時はWHS用に使ってみたりといろいろ試したが、結局元の鞘に収まって三年あまり。
大きな不満はなかったが、リモートデスクトップで少々重たいのが一番しんどかった。
つまりはスタンドアローンなら録画PCとしてまだまだいけるわけだが…。
もっと快適に行きたいので、思い切って更新することにした。
ケースがmini-ITXという都合上、発熱が少ないものがいい。
値段差が数千円なので、本当ならG1840がいいんだけど。
他人の評価、とりわけ似た環境であるATOMからのアップデートで評価が概ね高いJ1900コアを選んだ。
asrock Q1900B-ITX
USB3.0とか、クアッドコアとか、ATOMより少しずつスペックアップしているようだ。
ただ、SATAが二個なのは相変わらずか。
パラレルポートといい、ATOMと位置づけは変わらないと思われる。
で、今の構成のままマザーだけを入れ替えて使う。
しかし、交換したものの起動せず。
mini-ITXにはスピーカー端子、というよりスピーカーそのものが無いことが多いと思うのだが、このPCも同様。
おかげでエラービープ音がわからない。
移設してみて確認。
メモリーを外すとビープ音3回。
メモリーを乗せると無音だが、BIOS画面が出ない(キーボードの各LEDも反応無し)。
おそらく載せ替えただけのatomのメモリーが相性悪かった様子。
仕方ないのでSO-DIMMを新調。
1066から1333へ若干のグレードアップ。
できることならDDR3Lを試してみたかったが、在庫がなかったので…。
しかし、思えばSO-DIMMの購入がなぜだかノートではなくmini-ITX新調時になってしまうのは、なんとも毎回余計な出費である。 🙁
そんなわけで以下のデータは、マザーとメモリーが異なる。
なお、intel→intelで簡単とはいえ、windowsインストール直後の初期画面(「デバイスを設定しています」)だけは出るようだ。
ついでに言うと、付属のドライバーを入れなくても動作はする。
しかし、全体的に性能が出ず、とりわけグラフィック能力がATOMよりも下がるという現象に遭遇した(WEIのグラフィックが2.0)ので、やはり付属DVDのドライバーは全て当てるべき。
起動や動作が若干早くなったが、劇的ではなかったのは残念。
それでも一番憂慮していたリモートデスクトップは随分反応良くなっている。
これなら充分な性能である。
消費電力はアイドリングとベンチ動作中の二例をワットモニターで観察。
D525 33W 38W
J1900 27W 33W
ついでにCPUのヒートシンクも放射温度計(初出)で計測。
CPUベンチを5分走らせての計測。
D525 38℃ 45℃
J1900 35℃ 43℃
熱容量や放熱量が異なるので参考程度だが、良好良好。 😛
最後に具体的な数字を参考程度に。(CrystalMark 2004R3 (0.9.126.452d))
比較のためにメインPCも掲載。
追記
ATOM → J1900(添付のドライバ未適用) → J1900(適用後)
ドライバ当てないとスリープできない(ならない)ので、何にせよ必須。
<2014.7.19追記>
atomの系譜をしっかり感じてはいたのだが、やはりatomの名前を変えただけのようだ。
新型Atom系コアの「Celeronマザー」が初登場、BayTrail-D
別件の記事にする予定なのだが、消費電力は追記しとく。
上記ではmini-ITX付属の80plus無印電源を使っていたが、綾風300(80plus gold)を付けてみた。
もちろんケースには入りきらない。
消費電力はアイドリングとベンチ動作中の二例をワットモニターで観察。
J1900 19W 24W
ハードウェアは変わりないのに、電源だけでここまで変化があるとは…。 😯
パーセンテージで考えると、今までのPCとは違い効果が大きい。
たまたまなのか、ケース付属の電源の効率が悪すぎるのか、はっきりとした理由はわからん…。 ❓
ともかく、3.5inch HDDをSSDに、キーボードとマウスを外し、メモリーもDDR3Lにすれば、アイドルで15Wはもしかしたら切れるかもという雰囲気。
<2014.7.23追記>
PCの安定度を試すためにメモリ・CPU・GPUのストレステストが簡単に実行可能なフリーソフト「Heavyload」
熱量、別件記載のメモリー動作を調べるため上記を試した。
室温26℃から上記ベンチをスタート。
約7分で59℃まで上昇。
電源を交換(外付け)した所為でケースの排気ファンがないので、結構な温度になる。
ケースが小さいからなおさら。
windows8.1ではWEIが出ないので、下記を使用。
Windows 8.1で廃止されたWindows エクスペリエンス インデックスを復活させるツール