転送速度低下の原因はadvanced formatか?

前回、不良クラスタの山ができあがってしまって、HDDが粗悪品だったとも考えられないし、まずは原因を調べてみることにした。
ネットワークの転送速度がたまに遅くなるというのはここ2,3ヶ月くらいのものだ。
だが、もしかしたらたまたま自分の使い方では速度低下の現象に直面しづらかっただけかもしれない。
そこでプロセスからひもといてみようと考えたわけだ。

demigrator.exeを一時的に停止できる?
上記を見ていてたまたま記述に目がとまった。
***************************以下引用
たとえば考えられる要素として一つ例をあげると、サーバーの記憶域にWDのCaviar Greenシリーズの2TB HDDが追加されているようですが、これはジャンパまたはAlign Toolを適用するなどのAdvanced Format対策は実施されていらっしゃるのでしょうか?
***************************以上
確か使っているのはWD20EARSだったか?
advanced format?
なんだ?

[FAQ] Advanced Format の HDD(Western Digital WD-EARS等)はWHSではサポートされません
まったくこの話は初耳だった。 😥
情報不足。
不良クラスタの原因はこれだったのかもしれない。

【WD20EARS】Advanced Formatを実装したHDDをXPで使用part1【Western Degital】
上記を見るとただジャンパをつけて短絡すれば良いだけみたいだ。
上の話でも動作報告があるらしいし。

ともかく設定してみよう。
しかし手持ちの中で一番大きい2TBのHDDに替わる空き容量のあるものなんてない。
というのも空き容量がなければハードディスク取り外しができない。
いきなり行き詰まった 😡

仕方ないのでHDDを2つ、データのバックアップ用にWHSに接続して、データをサルベージ。
個別のパソコンのバックアップデータは初期化喪失覚悟。
他のパソコンにもデータ転送して退避。
これが丸一日かかるほど低速。
データも大きかった…。
どうせはずせられないならと、転送完了してから試しにジャンパを装着してから、「ディスクの管理」でフォーマット。
コンソール上の表示ではデータ量や不良クラスタによるシステム容量に何も変化無し。
警告が「競合してます」とか「データを修復してください」とか何度も出る。
この後修復不可能でバックアップデータが元に戻らないことを知らされる。
ふぅ、…。

[FAQ]サーバーの記憶域からHDDを強制的に取り外す方法
結局上記を参考にして強制的にHDDを取り外すことにした。
**************************以下引用
6. HDDが特定出来たら、”xxxxxxxx-0000-0000-0000-000000000000″が対象のHDDを示すキーと
 なるので、
  HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows Home Server\Storage Manager\
Disks\xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
 を削除します。
7. 6と同様に、以下のキーも削除します。
 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows Home Server\Storage Manager\Volumes\xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
**************************以上
6の手順後、消してしまってからドライブがどれだったかわからなくなってしまったので、6と7は同時に行う気でいないと…。

WD20EARSの性能とAdvanced Formatについて
結局サーバに再インストールするはめになったが、上記の記事中に、「WD Alignはデータの記録位置をずらすことで本来の性能が発揮できるように調整されます。フォーマット後やセクターを含めたバックアップからの復元やクローニングの実行後にWD Alignを実行します。記録されているデータ容量が大きいほど実行には長い時間が掛かります。」とある。
もしかしたら、もしかするのか、と思ったがすでにフォーマット後だったので試せなかった。

たぶんHDDのパッケージにちゃんと書いてあったんだろうな。
なんも読まずにやるとこうなるってことですか。
もちろんadvanced formatが原因だと確定しているわけではないけど…、かなり濃厚。
リスクは分散させた方が良いと実感。

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