WD受難

WDのHDDが立て続けに壊れ始め、2回目のRMA以来暇があればcrystaldiskinfoでチェックするようにしている。
メインサブともにブートにWDを使用しているので慎重にならざるを得ない。
EADSシリーズ3台を所有しており、メインのブートとデータの2台はすでにRMA品であり、次の懸念はサブ機である。

そして先週末。
crystaldiskinfoにてC5,C6に黄色信号が灯っていたのを確認。
そういえば直前にスリープ復帰に失敗している。
改めて起動するとデスクトップのアイコンが2画面にわたってばらばらに散らばってしまっているが、なんとか通常通りに操作を受け付ける。
本来ならこの状態でバックアップを先に取っておくべきだろう。
今回は容量同じの代替品であるHGSTのHDDが転がっているし、直近のWHSのバックアップも確認済み。
なので修復は可能と判断し、そのままデータ退避せずにchkdskを試してみた。

パーティションを切って2ドライブとなっているが、ともに異常なし。
だが、試しに再起動してみるとログインあたりで確実にフリーズすることを認識。
この状態ならwindowsの修復で回復するかもしれないが、EADSを信頼していないのでドライブ換装を予定済み。
そこで、WDのData Lifeguard Diagnostic for DOS (CD)を使用してHDDをチェックしてみる。

まず、クイックテスト。
これで検査通らず、error code:0007
smartとの間で何かのエラー(なのか?)らしい。

続いてextended test。
WD10EADSで1TBなのだが、これが3時間半。
検査結果はerror code:0223
再度クイックテストしてみると、確かにパスした。
これで一応は問題ないようであるが、当然安心できないので日立に載せ替えた。

最近の温度管理を思い出してみても、このHDDの温度環境は比較的良い部類である。
最高でも40度。
ここ数ヶ月はずっと40度以上にはなっていない。
グーグルのHDD検証結果を鑑みても、確かに低温だからといって故障率が下がるという相関性は無いのかもしれない。

EADSよりも数年前から稼働しているサムスンの2台は未だに問題ないし、もっと前に購入したやはりサムスンの2台もチェックしてみたが問題なし。
seagateは一台だけ(WHS常時稼働)で、まだ日は浅いのでよくわかない。
日立は最近壊れた一台のみで、休眠中の他2台も問題なし。
IBMとMaxtorは接続してチェックできるマザーがないのでわからないが、稼働時に故障(不良セクタ含む)が見つかったことはない。
そういえばJTSというブランドのHDD1Gは5年くらいで壊れたかな。
その際は確かに不良セクタが少々出てきていた。
日本TEXAのHDD240MBですらまだ読み書き可能なのに、WD2台が購入後1~2年というあまり違わない期間に終えるというのは何とも…。
どちらもEADSであり、WDを総じてだめとは言えないものの、残念な結果になって信頼できずにいるのは事実である。
しばらくはWDを使う気になれないのは仕方ないところだ。 😡

<追記>
確かにc6(回復不可能セクタ数)は黄色信号だったが、今一度確認してみたら青信号に戻っていた。
生の値もゼロとなっている。
エラーコードから、smart関連のエラーだったので、やはり整合性だか通信だかのエラーだったのかもしれない。
c5代替処理保留中のセクタ数は生の値がAとなっている。
また、おかしなことに、c2温度が最悪値92となっている。
計算上これは55℃ということになる。
直前までの最高温度は確か45℃前後だったはず。
テスト中もchkdsk中も継続してファンで冷却が成されているにもかかわらず、また50℃を超えるほどの熱を発するほどのHDDとも思えず、どうしてこんな数字になっているのだろうか。
不思議である。 ❓
ともかくこんな不思議なディスクは常用できないのである。
(clystaldiskinfo4.0.1→4.0.2a共にチェック済み)

<2011.9.12追記>
すっかり忘れていたが、サムスンの1.5TBのハードディスクが半年くらいで不良となっていた。
メーカー保証しかないので、ある意味半年で壊れたのは良いやら悪いやら…。
で、症状としては、HDDを認識しなくなるというものだった。
起動して当初はアクセスが可能であるが、HDDに持続的に負荷のかかる状態を数秒続けると認識しなくなる。
サイズの大きいファイルの移動や、chkdskをするとアクセスできなくなる。
この症状もデータ救出ができないのでやっかいである。

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