sanyo Xacti DMX-CA65の故障

1年6ヶ月で壊れた三洋のビデオカメラ。
防水である特徴もおもしろい映像が撮れて良かったが、音を立てるのが厳禁の場所でシャッター音がしないことも便利だった。

そんなお気に入りのカメラがたった1年半で故障となった。
具体的には、液晶ディスプレイの表示が上下反転していて使いづらくなり、しばらくして液晶のバックライトが点灯しなくなった。
電子機器でこれほど早く壊れたものはなかなかなかったので、延長保証など必要ないと思っていたため保険をかけて無くて、それでも万が一と思ってサンヨーの修理センターに問い合わせたらやはり「期限が過ぎていますので有償」との返事。

仕方なく修理できないかと思って分解してみた。
sanyo Xacti DMX-CA65 01
ここまでめくってしまうと確実に改造うんぬんと思われて修理の受付すら怪しいと思うが、どうせ修理代を出すくらいなら新機種を購入した方がいいだろうと言う判断。
真似はおすすめしません。
dmx-ca65のヒンジ部分
真っ先に疑ったのはヒンジ部分でここに問題があるのだろうと考えた。
理由は、バックライトにはスペース的にLEDを使っているはずなので消耗する可能性は低いし、断続的に不具合が進行したことを考えると可動部分では?となる。
しかし外側からはずれず内側から立ったねじが見えるので、完全に取り外さねばならないと悟る。とほほ。
ここまで来たらどんどん分解。 ➡
dmx-ca65の外装
外側の黒い部分と外装のねじをはずしていくと上記のようになり、反対側のカバーを外すと一番上の画像の状態になる。
dmx-ca65のヒンジその2
外装が取れてもヒンジを止めているねじは姿を現さず。
CCDや基盤が邪魔でとれない。
とても手間のかかる構造。
dmx-ca65のチップ?
関係ないけど一枚撮影。
dmx-ca65の操作部分
CCDの裏側にようやくねじ発見。
dmx-ca65のヒンジのねじ
ねじを外してついにヒンジが取れた。
dmx-ca65のヒンジ部分の断線
まじまじと見ると黒のフラットケーブルを横断するように亀裂(触ると段差になっている状態で切断には至っていない)が入っていた。
やはりモニターを開閉することによる疲労から断線したのだろう。
構造上の問題ではないかと思われる。
テープでヒンジにケーブルが固定されているため、そのすぐ外側(可動する部分)が切れている。
つまり一番最小半径のRがついたところが最も動くようになっているので、固定されたその場所に作用が集中しやすい。
同じように固定されているのであれば他のCA65でも同じように断線するはずだ。
というか、これは無償修理の範疇ではなかろうかと思うがいかに?
どうせ分解したから修理してもらえないだろうけど…。 🙄

このカメラはとても気に入っていたのに、残念ながら後継の新機種を買おうかどうか怖くて決断できずにいる。

<2009.10.16 >
似たような症状を検索してみたらぼちぼち見受けられた。
http://bbs.kakaku.com/bbs/10067610059/SortID=9698858/
http://blog.livedoor.jp/donco_shogun/archives/51595877.html
http://znobigen.exblog.jp/8176599/
他にサンヨーの対応に関するおもしろい記事も見つけた。
http://tacchy-al.cocolog-nifty.com/al/2008/04/xacti_efe9.html

次からはちゃんと長期保証を考慮しておかないと行けないと痛感。 🙁

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