osiris改造

箱を捨てようと片付けをしたら、保証書だけだと思っていた紙片が説明書だった…。 🙁
もしかしたらセンチュリーのケースも同じように保証書兼説明書だったのかもしれないと今思う。

それはさておき、説明書を見て簡単にフロントパネルが外せるとわかった。
パネル下部にある切り欠きに手をかけて引っ張るだけ。
いとも簡単であった。

さて、騒音の元である電源を見てみる。
が、見ただけでは特段わかることも少ないので、分解してファンを見てみる。

レギュレータ類は良しとしてもコイル焼損は困るので、ファンの風を当てながら電源オン。
すると、高回転らしいモーター音をさせる割には静かである。
ファンが原因と言うだけでは少々物足りない感じ。

風切り音が問題だろう。

このフィンガード部分、たぶんこれがうるさい原因か。
まずはこれをとっぱらう。

このファンの風量に対して、電源内部の空間の少なさもあるのだが、何より排気の開口部分が吸気に比べて明らかに小さい。
プロペラファンでこの設置状態だと風量を上げたところで対効果は頭打ちで芳しくないはずだ。
そこで開口部分をスムーズに。

上記二つの対策をして電源オン。
これだけでかなり静かになる。
さらに、排気の風量もアップしている。
とはいえ、音量は通常の電源と同じくらいになったが、やはり少々高回転のモーターノイズが耳に残る。
随分マシだが、ケースに仮組したとたんに風切り音アップ。
今度はケースの空気穴がネックなようで、ここで騒音アップ。

ところで、話は戻るが、一番上の画像にあるように、ワッシャが2枚ある。
もともとはファンの対角に2カ所挟んであり、これはたぶん風切り音を少しでも減らそうとファン直上に空間を設けたかったがゆえのかさ上げではなかろうか。
もはや焼け石に水であろうが…。
そう考えると、フィンガードをワイヤーにして工数(当然コストも)が増えるのは対効果を考える上で無駄だと割り切ったのではないだろうか。
そもそも、ケース側面に密着して電源を設け、外見上はスタイリッシュにするという時点で無理があった、とも言える。

話を戻す。
同じようにかさ上げで風切り音を抑制しようと考えた。
ケースに対して電源をオフセットするのである。
そのために若干の長穴加工。

これでケースとファンが密着することはなくなったが、音の抑制にはほとんど効果はなかった。
仕方ないのでケースに穴を開けてやることにした。
(本当はやりたくない。全くもってうるさくて構わないのだが、一度やった以上、想定の結果が欲しいのである、困った性だ。) 🙁

以上の対処により、純正の回転数のままでかなりの音の抑制ができた。
それでも電源が前よりにあるが故に、万人が静かであるとは言えないと思う…。
風量アップでケース内部の冷却効果はかなりあがったに違いないと思っていたのだが…。

フロントパネル内を通った風は、上記のように開口部(フロントパネル→ケース内)の狭さに起因して、フロントパネル下部のあの切り欠き部分からサーサー流れ出ている。
おふぅっ。 😯

続く。

注意:メーカー純正の構造には何だかの理由があります。私はそこを汲んで改造しています(例えば上記では安全性を犠牲にしています)。当然改造は実行した当人の責任の範疇です。

<以下続き>
どうにも電源やそれにまつわるエアフローがいまいちな仕上がりであるが、値段に対する作りは良いように思う。
どうせここまでいじってしまったので、どうにか静かにしてやろうと画策。
他の人と同じ結末をたどり、電源ファンに抵抗を入れてやってそれで完成とした。
あっけない最後であった。

🙄
というのではつまらないので、一応良さそうな対策を考えてみた。
まずはファンの交換。

w8015hz12sesaという型番のファン。
ファンのサイズなんて調べたことはないが、型番の数字からしてたぶん80mmファンで厚みは15mm、12v動作だろう。


これを静音ファンに変えてみるというのがありかもしれない。
もう一つは抵抗での回転数制御で、ケース代からするとどうしてもこれが選択肢になってしまいそうだが…。 😕

最後にトップスピードでやっちゃったものの結局後悔した丸穴加工を掲載。

<2012.07.30追記>
夏になって、どうやら熱による再起動やハングが頻発。
最近は一日一回の頻度で発生するようになり、とうとう重い腰を上げなければならないようだ。

前回の改造はあくまで電源ファンの効率化&静音化であり、筐体内の循環は筐体標準装備のケースファン一個による排気。
現在CPUは phenom 720BE X3 がついている。
CPUファンは静かなサードパーティ製(メーカー不明)。
TDPは対応の範囲内だが、どうやら筐体内の雰囲気が高くなりすぎていて、結果暴走しているみたい。

ファンの追加がやはり常道と思うが、CPUパワーは必要ないのでここはひとつK10STATで低電圧&倍率下げを実行。
HWmonitorで目視。
デフォルトだと2分で雰囲気+18℃になるが、1.8GHz&1.125Vでは2分で+8℃。
パワーの必要のないマシンなら発熱を抑える手段の方が間違いない。
そもそもこのケース、高いTDP向けというわけではないだろうし…。 😐

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