osiris導入

いい加減古くなった電源をこれまた古くさい筐体と一緒に交換してしまおうとサイズのOSIRISに変更した。
電源付きなのに安いという、どっかに不具合有るんじゃないの?と疑いたくなるPCケース。

だがしかし、実際に商品を見てから驚いた。

随分と作りがよい。
薄型だし、サービス性も良いので、前回のセンチュリーのケースよりもメンテナンスには重宝しそうだ。

この手回しネジというのが好印象。 😉
ただ、kakaku.comのレビューで多く指摘されている電源ユニットはフロントパネル(あるいはスライドするパネルの反対側:ともに推測)を外さないと全体が見えない構造のようだ。
電源ファンのうるささというのも楽しみであるので、早速部品を載せ替えてみた。


ネジ2本を外せばHDDと光学ドライブのラックを跳ね上げられ、そこには案外と広いスペースがあってケーブルも這わせやすい。
ちなみに、電源ユニットのおかげでマザーのサイズと割とタイトになっており、後部出力パネルのバネ部分が接触してしまうので、リアパネルはマザーにはめた状態で同時に乗せると良いだろう。


HDDを載せて裏からネジで固定。
この下から留めるというのは初体験。
発熱の多いHDDだとマウントとの接触面の少なさからして、ラックによる放熱効果はあまり期待できそうにないが、そもそもこの小型ケースにハイパフォーマンスな部品はつけないだろうから問題になりそうもない。

すべて取り付けて早速起動。
予想に反してファンが静かだ。
対策がされたのだろうか?
電源ユニットのファンは得てして外排気の風向きだが、これは内向きである。
ケースファンは反対に外排気。
しばらくしてみると、確かに電源ファンは結構なうるささに…。 🙁
初期プレステ2のうるささに一回り輪をかけたくらいの大きさだ。
これはホームシアターやらのリビングPCとしてはうるさい部類だろう。
そうでなくとも、いわば業務用の音量である。
確かに音対策は必要かも知れない。

だが、ケースの構造を見るにつけ、エアフローというか、風の経路を考えてみるとなかなかよく考えられたものだと言えそうだ。
前提として電源ファンの排気口がケース内(全面パネル側:未目視)であるならば、電源から加圧された空気は、ラックをなでながらマウント裏を通り、マザーの下方から(ケースファンのある)マザー上方へ抜ける仕組みである。
経路はまるで初期プレステ2の内部構造のように合理的だといえそうだ。
騒音のもとであるあの風量がそもそも必要なのか?というと、マージンを加えても少しオーバーなような気もするが、高性能なCPUでエンコードをしまくるような人もいるかも知れず、安全を考慮したということかもしれない。
電源自体の効率も良くない可能性もあるにはあるが、たぶん安全のためだろう。
ファン回転を制御する改造を施すなら、使用するパーツと目的に合わせた風量の検討が必要だろう。

ちなみに私はうるさくても一向にかまわない場所に置いているので改造なし。
ただ、もし改造するなら、電源ファンの回転数制御あるいは交換、さらに光学ドライブマウント下の空間部分(ケース)に吸気口を開口しファンを新設する。

もっとも、リビングPCにするならば、スマートにITXでまとめるというのが一番賢い方法かも知れないな。

サイズよ、これは良い製品だ。
応援しているぞ。

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