このCPUクーラーはとても静かで重宝している。
放熱量も大きいようなので、ハード入れ替えの今回、エンコードPCに移設して使うことを考えた。
なんせ今まで使っていたPCがフルロードだと熱量がすごいAMDから、電力効率の良いintelにCPUを変更したので使うところがないのである。
エンコマシンもマザーを交換してasrock 870 extreme3 R2.0。
まぁ、kabutoをつけていたマザーそのものなのであり、つまりはマザーとCPUクーラーのコンビは変わってないということである。
CPUをエンコード用のx4 960Tに載せ替えてコアアンロック。
試しにprime95をテスト。
ワットモニターでチェックしているとテスト開始当初からワット数がぐんぐんあがる。
テスト開始では200W程度だったのが、1分を超え保護による強制リセットがかかるころには360Wを超えていた。
これはどう考えてもおかしい。
クーラーを触ってみると全然熱くない。
ヒートパイプを下向きにするうんぬん無用の、どうやら初期エラーであるところの密着が悪いようだ。
kabutoを再度取り付けるが、何故だかしっくり感がない。
なんとなくついているという感じ。
何度やってもしっかりはまらない。
横からクーラーとCPUヒートスプレッドを見ると若干の隙間がある。
薄いシックネスゲージでないとわからない程度の隙間である。
だが、熱の移動の妨げには充分なり得る空隙。
だから熱暴走して保護ストップになったのだろう。
退役となるBIOSTARのマザーに取り付けてみるが、こちらはしっかりとりついている。
また横からブラケットを覗いてみるとasrockとBIOSTARで形状が違うことに気づいた。
見やすいように黒色の定規を裏に当てている。
一方のasrockのブラケットはほぼフラットの造作。(写真撮り忘れ… )
AMD系の場合、kabutoの取り付け金具は2点止め。
当然両方のテンション(取り付け穴)もそろえないと片方が浮いてしまう。
そして一番強いテンション場合、金具が横に大きく開いてしまうためにブラケットからずれてしまいやすい。
テーパーがついて逃げにくいBIOSTARのブラケットだと金具が広がっても逃げないからしっかりテンションがかかる、という具合。
asrock(もしかしたらasusも?)でAMD系のマザーでkabutoを使う場合、きちんとクーラーが取り付けられたか横から確認できるようにしておくべき。
あるいは私のようにブラケットをのこぎりで少し挽いてやれば逃げはないかもしれない。