windows8の理想的な使用法と希望

プレビュー版も含めてwindows8を使ってしばらく経つが、マルチモニターな現在の環境で実際に作業して初めてわかったことがある。
まぁ、まずは3画面のスクリーンショット。

windows UIなメイン画面があって、それ以外のモニターはデスクトップ画面が常時表示されている。
今までと決定的に違うのが、タスクバーだろう。
メイン画面もデスクトップ画面にすれば全てにタスクバーが現れる。
この辺りのことは従来のものでも同様のことができるのか、そもそもそんなこと思ったことがなかったので知りもしないが、少々目から鱗であった。
もし、デスクトップアイコンからではなくタスクバーに登録してからソフトを起動するなら、今までのようにメイン画面で操作しなければならないという制限がないのだ。
とはいえ、やはりスタートボタンがないのは少々戸惑うが…。 🙄

ここで、もしもの話であるが、それぞれのモニターにあるタスクバーからソフトを起動するとそれぞれのモニターでウインドウが開くのならとてもありがたい。
今現在まだタスクバーにソフトを登録していないのでどのような動作をするのかわからない。
だが、これが上記のように動くならモニターをcpu切替器で共用しているならばとても便利になる。
何せソフトのウインドウは閉じたところを記憶して同じところで再開されるので、たびたびモニターの入力を切り替えないといけないからだ。
ま、これは希望の話。
<追記>
試してみたが、ウインドウの起動場所はどのタスクバーからも原則メインウインドウになるようだ。
これじゃぁタスクバーが各所にあること自体がなんだかたいして意味無いように思えるのだが…。 😥

で、話は戻ってwindows UI。
ビデオやミュージック、ピクチャなどは基本的にタイルにあるアプリで再生されるようだ。
これだと従来のマウス&キーボードだと使いづらいので、昔からのmedia playerスタイルやフォトビューアなどの方が良い。
プロパティで指定のプログラムを変更すれば昔ながらのデスクトップ向けアプリが使える。

また、これまでのwindows向けソフトはデスクトップ画面が呼び出されて実行されるので、従来スタイルになれている人間にしたらとまどいはないだろう。

ここまでくるとやはりwindows UIにメリットを見いだしづらい。
何のためのこのスタイルなのか ❓

ここで一つ希望の話として考えられるのが、デスクトップ環境を他のPCでも再現可能なログイン方法、メールアドレスでエントリーする方法だ。
これを使うことで、データの実行マシンを携帯することができそう。
例えばタイル表示なメイン画面を10インチ前後のタッチディスプレイ、可能かどうかはわからないがマイクロソフト サーフェスというのもありえそうだ。
タイルはやはりタッチ操作向けだろうし、デスク前の大きなモニターがタッチパネルである必要もない。(距離的に使いづらそう)
もしデータの同期が自動でできるのならば、はずせば即タブレットとして携行して使えたら便利だろう。
メールアドレスでログオンし、似たような画面サイズであれば違和感なくタブレットを使えそうなので、ハードの制限さえなければ魅力的。
こうなるとデスクトップを別画面とする理由はそういうところによるのではないかと思う。
具体的なメリットを示せば、デスク前で操作する際、簡単なアプリならPCに接続した10インチ程度のスレートPC(あるいはタッチモニター)を手に持ってタッチ操作で使い、従来ソフトならカーソルを複数ディスプレイの方に持って行きタスクバーから起動してしまえば即使える。
つまり、windows8はマルチモニターであることにこそメリットを享受できそうな雰囲気。
逆にノートなどはタッチでないと、あるいはショートカットを重用しないと使い勝手が悪そうでもある。

話はそれるが、ここまで考えてみるとマイクロソフトが「windows95以来」というのもわかる気がする。
何せアップグレードで期間限定とはいえ3300円という(microsofotにしては)安価でOSの更新ができるところ。
従来のソフトはデスクトップで使えるままに、アプリという存在を介入させたところ。
これらはやはりOSすなわちインフラとしての危機感の現れだろう。
スマホのアプリはすでに40万程度あるそうだ(日経より、日付失念)。
appleもgoogleもそれぞれにアプリがあるし、市場として魅力が増している。
アプリの効果を享受するユーザーはもちろん、ターゲットが多ければ開発者としての参加意欲が増してアプリも増えて、なおより開発者もメリットがある。
無料から数百円程度のアプリがそろってバラエティに富んでいれば、OSとして価値も増す。
そして何より、デスクトップを残しておけば従来のソフト(遺産)も活用できるのだ。
ワンコイン程度のアプリから数十、数百万円もするソフトまでこのOSで使えるのである。
やっていることは今も昔も先行者の真似のようであるが、ユーザーとして便利になるのは諸手を挙げて歓迎できることである。 🙂
価格といい、スタイル変更といい、トレンドを逃さず掌握したいという意気込みを感じる。

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