gptへのクローンコピーは可能か?(というか顛末)

WHS2011のサーバはatomプロセッサを使っている。
intel D525MWというcpuオンボードマザーである。

これにはシステムドライブに1.5TBのサムスン製ドライブ。
それとデータドライブに3TBのシーゲート製(ST-3000DM001)ドライブの合計2台。

1.5TBだとクライアントバックアップデータだけで1TBもあるので、空き容量が少なく心許ない。
さらに、動画データの再生と一時保存を片方のHDDだけに任せている現状だと、データ転送時に動画再生が一時ストップしてしまい、視聴に不便。
これを2台とも3000DM001に統一して、余ったシステムHDDの方に一時保存を任せてしまおうというものである。
深夜時刻に自動バックアップを設定しているので、平時で不都合は感じないわけだ。
つまり、一石二鳥なわけである。 😉

ただし、データ引越に関連してわからないことが多々ある。
中でも二つ重要なことがある。
1.D525MWがGPTに対応しているか?
2.MBRからGPTに変換コピーができるか?

ま、そんなときはトライアンドエラー。
早速BIOSをチェック。
(F2)でBIOS setting。
intel bios
特段EFI関連の記述を見つけられない。(ただし、今ではUEFIの項目を見逃していた可能性を否定できないので自信は全くなし)
0098
ver.0098

そこで(F7)で今最新のflash ver.0130へアップデート。
今度はbootにUEFI bootの有効無効がある。
これをenableに設定。
UEFI起動時はBIOS起動の時画面がブラックアウトする2秒程度の時間が増えたようだ。
ここでGPTをチェックしているのだろう。
他のUEFIのグラフィカル(GUI)な画面に比べると、ただ既存のBIOSをGPT起動できるように対処させただけ、という印象。
まぁatomだし、これに2TB以上のHDDをシステムディスクとして使う人がいるのかどうかが疑問であるが、一方で、SATAコネクタが二つしかないという制約から使わざるを得ないという人もいそう。
私のことだが…。 🙄
SATA3GbでHDDなら2台、というのは一見合理的でわからなくもないが、コネクタ少なすぎ。
もし3つあるなら、システムはSSDに変更してしまえば簡単にデータ移行できそうなのに…。
次期atomはUSB3.0にも対応するらしいので、それに期待しよう。
ともかく、これなら「1.D525MWがGPTに対応しているか?」はクリアできそうだ。(まだ、この時点では起動は試せていないのだが…)

さて、念のため新HDDをGPTでセットしておこうと思いUSB変換してwindowsに接続したら、746.39GBしか認識しない。
746.39GB
どうやら2TB以上に対応していないUSBコネクタだったようで、今度はサムスンと新HDDをD525MWにつけてWHSを立ち上げてGPTへ。
gpt
それからクローンコピーを試す。

毎度のeaseus todo backupの登場。
USBポータブルDVDドライブをくっつけて、DVDから起動。
だが、todo backupだとサムスンのHDDは認識するが、3000DM001を認識してくれない。
バージョン4.5と最新ではないからだろうと、現状最新の5.5を試すもやはり認識しない。
おかしい、GPT対応と謳っているのに…。 ❓
ならばと、このままWHS2011を立ち上げてみたらどうだろうかとやってみると、こちらはきちんとGPTドライブとして認識している。
BIOSでも新HDDは認識されている。
今度はtodo backupをWHSにインストールしてから試してみようと思ったら、server製品はビジネス用途として無料使用(インストール自体)を認めてない様子。
HD革命/copydrive ver.4でも試してみたが、これはMBRはMBR、GPTはGPTに、という風に元から先へ同じ形式にしか対応していないようだ。
結局、(絶対そうだとは言えないが)私の環境の場合はMBR→GPTのクローンコピーはできないという結果に至った。 😥
HD革命/copydrive ver.5は変換に対応しているそうなので、これなら可能かも知れないが…。

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