HDDの熱対策

近年HDDの容量が増えて、故障するとその影響はとんでもなく大きくなってきた。
実際、WD1TBが逝ってしまって少々残念なことになってしまった。
温度だけで考えると、同じ条件で動作しているにもかかわらず、また導入時期も大して変わらないのに、WDのHDDだけが逝ってしまうのは少なからず疑念が出てくるのだが、それはそれ。
ともかく温度を下げてみようと考えたわけだ。
夏場になるとだいたい30℃以上確定の部屋に置いてあり、かつ常時稼働が当然であるサーバのHDDにとってはつらい環境には違いないからだ。

さて、この記事は一度投稿したのに直後に消えて書き直しているので、少々やる気が出ない。
そんなわけでごくさっくりと行きたいと思う。

まずはサーバのHDDの過去と現状。
サーバ用HDDマウント冷却ファン装着
上記は冷却ファンをマウントできるようにしたもの(自作品)。
冷却風の経路を設けて効率的に排熱できるようにしたわけだ。
以前は金属ATXケースのHDDラックにマウントしていた。
筐体は常時むき出し(バラック状態)で、ラックを介して微々たるものだろうが熱容量の増加及び廃熱はできていたはずだ。
実際のsmartのデータがそれを証明している。(注:サムスンHDDが気温よりも低い数値を出す例のように絶対値ではない可能性はあろうが…)

雰囲気30~35℃弱(夏場)。
seagate 5700rpm HDD 40度。(smartの最高温度)
↓(冷却ケース導入後)
負荷時:37度。

むしろバラックとはいえ40度に収まっていたことが驚きである。
サムスンは数値が結果と直結しているわけではなさそうで、温度は不明である。
ただ、リアルタイムにみていると、負荷時で29度。
温度を監視して相対的にログを見ればわかりそうだ。
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一方、メインマシンのHDDはWD2TBのRMA品。
こちらは密閉ケースで第三種換気。
排熱用ケースファン8cmが一つ。
金属ラックに4カ所ねじ止め。

1.以前smart値 45℃。(smartの最高温度)

まず大きな変更はせずに適当なファンをケースのHDDマウントに直につけて様子を見ることにした。
HDDマウントにファン装着
ファンはプレステ2についていたファンで、とても高周波が耳についてうるさい。
ケース内だから良いと思ったが、ケース越しにうるさい。 😕

2.プレステ2ファン 43℃。

負荷がなければ40℃くらいだが負荷がかかると43℃くらいになってしまう。
一度熱を持つとかなりのアイドリング時間を経ないと40度まで下がらない。
そこでサーバのHDDケースのようなものをまた自作。
専用HDDラック冷却ファン装着
メインマシンはmicroATXケースであるためその制約上、底部への設置は2台が精一杯。
横から見た写真

3.専用冷却マウント 40度

一緒につけているWD1TB(RMA品)も1~2度低い値を出して、負荷をかけても安定しているので、冷却は十分のようだ。
このように専用冷却機構はうまく機能しているといえる。
ケースを半開きにするとさらに温度は下がって負荷時38度で安定。
HDDの熱に対する処置はこれで良いと思われるが、上記の結果からすると、単純にHDDのみを冷却するのではなく、ケース内の温度自体を下げてやらないと効果は薄れがちということは言えそうだ。

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