dl-sgx10フタのヒンジ

ナショナル ビューティ・トワレ DL-SGX10
ゆっくりと便蓋が閉じる温水便座なのだが、以前のアラウーノのフタのようにバタンと閉まるようになった。
あまり間が経って無くてまたかって感じだが、すでに発売から結構な年月が経っている商品のようで、ありえる故障だろう。

本体後ろ側2本と操作盤裏側2本の計4本のネジを外し、爪を大二カ所、小二カ所を外せば内部にアクセスできた。
すると壊れた部品のかけらが出てきた。

力のかかる部分なので割れ方もわかりやすい。

ネジ止め部分のフレーム両側に亀裂があり、一方は完全にはがれ落ちている。
素材にABSを銘打ってあるのでABS樹脂なのだろう。


部品を交換しようかと思ったが、修復して使うことにした。

ABSに使える接着剤があるのかと調べてみたがわからず、あったとしても流し込み成形部品を接着しても一体化しないだろうから強度も望めないし…。
ネットで調べてみるとバイクのカウルをアセトンで溶着している記事を見かけたので、試してみた。

確かにくっついた。
ただし、くっついただけ。
強度はまったくない。

そこでホルダーをワイヤーで縛り割れないようにした。
割れた部分の耳を削り、ワイヤーのずれ防止のため外周に溝をつけておく。
隙間をパテでうめて、取り付け完了。
ホルダーのフレームには補強をしていないので、たぶん次壊れるとすればネジ部分とホルダーがすっぱりとはずれ、そのときは修復不能となるだろう。
鉄でフレームを作ってFRPで全体を補強すればその心配も和らぐのだが、そこまでするなら部品を新調した方がいいか。

パテが固まってから取り付けて、動作を確認。
正常動作。
簡単な作業だったが、これであと何年もつのやら。
後継機種でも同じ部品が使われているなら入手性を心配しなくても良いが、どうなのだろうな。 😉

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